


コワタクズガニ
名前通り綿屑の様なカニ!

地味なカニですがとても擬態上手です。じっとしていると海底や岩場と同化していて見付けづらいです。周りの風景に擬態出来る秘密は体中に生えている鉤毛です。鉤型の毛にいくつもの海藻を引っ掛けて体を覆います。
その姿はまさに綿屑です。個体数は少なくないですが、この擬態により発見する事が難しいカニです。
また、イソクズガ二とよく似ていて見分けが付きづらいです。
コホシカニダマシ
見た目はカニそっくりですが、カニではない生物!?

コホシカニダマシはカニダマシ類の一種でカニの形によく似た生物です。カニとの違いは長い触角がある点です。見付けるには砂地にある根や珊瑚礁に生息するハタゴイソギンチャクがキーポイントとなります。
イソギンチャクの触手の間や下側にいる事が多いです。見た目は褐色の体色に無数の黒い点々模様が付いており、
脚の先端は白色をしています。
イソバナガニ
イソバナそっくりの鮮やかな体色!

「イソバナガニ」という名前が付けられている通りイソバナと共生するカニです。
鮮やかな赤色の体色に白いラインが入っていて大変美しいです。その見た目からカメラ派のダイバー達の人気者です。
沖縄では真っ赤なイソバナが多いので赤色の個体が目立ちますが、オレンジの固体も発見されています。
宿主の色によって体色が変化する点も魅力です。