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与那国島vs久米島!沖縄ダイビング冬の二大ポイントを解説します!

 公開日時:2016/12/14
この記事は約 6 分で読めます。 12,263 Views

1年を通してダイビングが可能な沖縄。ですが、沖縄にも冬はあり、冬場は営業自体がお休みなダイビングショップもあります。特に石垣島や、西表島などの八重山諸島など離島のショップは、北風が吹くためポイントに行けないためにクローズしています。多くのダイビングポイントが、冬場は北風の影響で行きにくいのですが、反対に南風が吹かないことによって、行きやすくなるダイビングポイントもあります。

冬におすすめのダイビングポイントが、与那国島と久米島にあるので紹介したいと思います

与那国島でハンマーヘッドシャークを狙う!

石垣島から西に約125キロにある与那国島は日本最西端の島です。
台湾にも近いこともあり、独自の文化や歴史とロマンにあふれた異国情緒が漂う島で、
手つかずの自然がたくさん残っています。

風景

与那国島は、黒潮の海に囲まれ、まさに絶海の孤島です。
その海の中は、豪快なドロップオフやアーチなどの地形ポイントから、砂地、またマクロの生物を楽しめる癒し系のポイントも有り、ダイビングには最高のコンディションとなります。
そんな与那国島の冬がベストシーズンと呼ばれる一番の要因は、「ハンマーヘッドシャークとの遭遇率が高いということ」!!
ハンマーヘッドシャークとは、メジロザメ科のシュモクザメ科に属するサメの総称で、頭がトンカチのような形からそう呼ばれてます。このサメは単体よりも群れで行動することが多く、水面に浮かぶ無数のシルエットを実際に目にすると感動すること間違いありません。

与那国島では、毎年11月~5月頃にかけてがハンマーヘッドシャークシーズン。特に12月~3月になると、遭遇率はよりアップします。この遭遇率は国内最大を誇り、海外からもこのハンマーヘッドシャークを求めて与那国島を訪れるダイバーがたくさんいます。

そんなハンマーヘッドシャークのポイントですが、残念ながら誰もが行けるという訳には行きません。

天候や海況の条件がそろうことはもちろん、ハンマーヘッドシャークは、黒潮の速い流れを好む為、ダイビングポイントも潮の流れが速いところになり、潮の流れに乗るドリフトダイビングとなります。

素早い潜降や、中性浮力、残圧チェックなどの自己管理が出来る技術が求められており、中級クラス以上のレベルが必要となります。

ただ、経験本数が少ない方もコンディションを上げていくと、ポイントに行けることもありますので、現地のショップにご相談下さいね。

ハンマー群れ

与那国島の冬がベストシーズンの2つ目の要因としてあげられる「海底遺跡」

海底遺跡とは1986年に発見された数百メートルにも及ぶ島の海中にある巨大な一枚岩のことで、自然に出来たものか、人口的なものなのか未だに明確になっていない神秘的なポイントです。

このポイントには風向きや海況さえ良ければ、年間を通して行くことが可能なのですが、島の南側に位置しているので、北風が吹く冬がベストシーズンと言われています。
ハンマーヘッドシャークのポイントほどの高度なレベルは必要ではないので、しっかりと基礎さえマスターしていると初心者からでも行くことが出来るので大変おすすめです。

神秘的な世界感がある海底遺跡ポイントも、ハンマーヘッドシャークに負けず劣らず大変人気のポイントです。

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壮大なスケールとロマンを持つ冬の与那国島の海。ぜひ、ご自身の目で確かめて下さいね。

外洋の「トンバラ」で大物回遊魚に出会える久米島

冬におすすめの離島として2つめに挙げられるのが、久米島です。
久米島は琉球王朝時代に「琉美(くみ)の島」と呼ばれ、島の美しさは琉球一と称えられてきた島。
那覇からフライトにて約40分で行ける沖縄県内では5番目に大きな島です。
白砂の美しい「はての浜」やどこまでも広がるサトウキビ畑など素朴な沖縄を感じられ、島内にはリゾートホテルが3件あり、観光客からも人気の離島です。

はての浜 (2)

素朴さが魅力の陸地に対して、海中の中は大変きらびやかで透明度が高く、生息する珊瑚は、なんと260種を超える豊穣の海

ダイナミックなドロップオフや、真っ白い砂地、マクロや大物生物等々、あらゆる理想的なロケーションがそろっているため、初心者からベテランダイバーまで幅広く楽しむことが出来ます。

そんな久米島の冬がベストシーズンの要因の1つとして挙げられるのが「大型回遊魚のメッカ」となること。

島の南東の沖合にそびえ立つ大きな岩が目印となるダイビングポイント「トンバラ」は特に多種多様な大型回遊魚との遭遇率が高いスポット。

冬にはハンマーヘッドシャークも回遊してくることにより、久米島内で一番の人気ポイントとなっています。

また外洋に面しているので、運が良ければザトウクジラやジンベイザメに出逢え、海中で声を聴くこともあります。

このポイントは潮の流れが速いことや流れが変わりやすい為、与那国同様に中級以上のダイビングレベルが求められます

トンバラに行くことを希望する際は、現地のショップにご自身のレベルなどご相談くださいね。

ジンベイとダイバ-

久米島の冬がベストシーズンの2つ目の要因として挙げられるのが、リゾートホテルにオフシーズン料金で宿泊できるということ。

久米島には「イーフビーチホテル」「リゾートホテル久米島アイランド」「サイプレスリゾート久米島」と3つの有名なリゾートホテルがあります。
冬の時期は、年末年始などの特別な時期を除くと、オフシーズン料金となり、夏期のオンシーズン期などと比べるとかなり割安にご宿泊していただけますよ。

アフターダイブは、リゾートホテルでゆったりと贅沢に島時間を満喫してくださいね。

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最後に

いかがでしたか?どちらの島も、大物メイン!
ハンマーヘッドに特化するなら与那国島。その他の回遊魚も狙いたいなら久米島でしょうか。

どちらの島も、冬のイチオシポイントへは中級レベル以上が求められます。
経験を積んでチャレンジしてみてくださいね。

もちろん、初心者の方でも安心なポイントもあるのでショップに相談してみてくださいね。

沖縄の夏の海もいいですが、冬の海は透明度もぐんっと上がることで夏とは違った魅力があります。

オフシーズンなので旅行代金も安くなっているので、何度もダイビングに行きたい!という方にもおすすめです。

ダイバーも少ないので、のんびり潜ることができるので初心者の方が経験を積むために訪れる時期としてもいいですね。

>>与那国島ダイビングツアーの詳細はこちら

>>久米島ダイビングツアーの詳細はこちら

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redfin編集部

redfin編集部

沖縄ダイビングツアーの企画・販売を初めて30年のレッドフィン ダイビングツアーがお届けするダイビングポータルサイト。沖縄本島から離島・さらに奄美方面まで多彩な情報をお届けしています。

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