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海底遺跡にハンマーヘッド!冬の与那国島ダイビングの魅力

 公開日時:2015/10/02
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年中ダイビングシーズンの沖縄と言われますが、やはりベストシーズンは春から夏というスポットも多く、ダイビングは夏のレジャーというイメージも強く残ります。ただ、ダイバーの皆さんが口をそろえて冬がベストシーズンと呼ぶ島があります。それは石垣島と台湾のほぼ中央に位置する島、与那国島です。

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与那国島ってどんな島?

与那国島は過去にTVドラマ「Dr.コト―診療所」の撮影現場だったことも有り、ご存じの方も多いかとは思います。
まず与那国島は、石垣島から飛行機で約30分のところにある島で、日本最西端の島です。
快晴の日であれば、水平線上に台湾の山々を望むことができるほど台湾に近い場所にあります。
起伏に富んだ地形が特徴的で、亜熱帯のジャングルもあります。切り立った断崖が続く大迫力の景色から、自然の偉大さを感じられる雄大な島という印象。
近海の波は荒く、昔は「渡難(どなん)」と呼ばれる外海の孤島でした。黒潮がぶつかり潮通しも良いため、大型回遊魚が多く見られます。季節問わず釣りやダイビングに人気のスポットとして有名です。

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冬だけ遭遇できる貴重なハンマーヘッドシャーク!

ハンマーヘッドシャーク
与那国島ダイビングの一押しポイント!それは冬の時期にしか見られない貴重な生き物ハンマーヘッドシャークに高確率で遭遇出来るからです。
遭遇できる確率が高いのは、12月頃からゴールデンウィークの時期までと言われています。
ハンマーヘッドシャークはメジロザメ目シュモクザメ科のサメで、体の側面が大きく飛び出した位置に目があるので、人間同様に立体視が可能になっているのが特徴。
サメとしては珍しく群れを成して行動します。与那国島では、運が良ければ200~300頭もの群れが見られることも。サメは怖いという方も、ご安心ください。臆病な性格のため、自分より大きな生物を襲うことはまずありません。
シーズンになるとハンマーヘッドシャークの群れを目当てに、全国各地から与那国島を訪れるダイバーが後を絶ちません。
また、他にもイソマグロやバラクーダやロウニンアジの群れを見ることができます。カメやナポレオンなども見られ、ダイバーが一度は会いたい大物との遭遇率が高いことでも注目を集めています。

冬に海況がよくなる海底遺跡で潜れる!

海底遺跡
与那国島では、冬になると海底遺跡のポイントに行きやすくなるので、海底遺跡で潜りたい方はぜひ冬の時期をお勧めします。
与那国島の海底遺跡は、1986年に新川鼻(あらかわばな)の沖合で発見されました。
遺跡のポイントへは、夏は南風の影響でボートが出せないことがありますが、冬から春にかけては海況も安定し、潜ることができるようになります。
人工的に切り取られたような岩や、城跡を思わせる構造に、様々な憶測を呼んでいる海底遺跡。大自然の中で奇跡的に創られたものなのか、それとも太古の昔に人工的に創造された遺跡なのか、未だに解明されていない神秘的なスポットです。魚の数が少なく、そのことがさらに荘厳な雰囲気を盛り上げています。
冬に見どころが満載の与那国島ダイビング。ぜひベストシーズンに訪れて、ダイバーがこぞって訪れるその魅力を、実際に確かめてみてくださいね!

ドリフトダイビングを経験しておくと安心

与那国島でのダイビングは、ほぼ全てドリフトダイビングが基本のスタイルです。スムーズな潜行や耳ぬき、中性浮力を保つスキルが大切になります。
ハンマーヘッドシャークや大物と遭遇できるポイントなど、潮の流れが強いポイントでは特に慎重に潜るスキルや経験も必要になります。可能であれば事前に練習をして慣れておくことがおすすめです。できればシグナルフロートやカレントフックなども準備して、使い方に慣れておくといざというときに必ず役立ちます。
もちろん、与那国島では初心者から楽しめるダイビングスポットも充実しているので、ご安心ください。

まだまだある与那国島ダイビングの魅力!

与那国島は、島の北側と南側で毛色が違います。のんびりゆったり潜るポイントが比較的多い北側に対し、ダイナミックで荒々しいポイントも多い南側。
冬は北風の影響を受けるので、南側のポイントで潜ることが多くなりますが、ハンマーポイントの「西崎(いりざき)」や「海底遺跡」をはじめ、大迫力の水中立神岩や地形が楽しい「Wアーチ」や、イソギンチャクの群生が広がる「サバチ」などの人気ポイントでも潜ることができます。
出会える生き物の種類も豊富で、ハンマーヘッドシャークはもちろん、バショウカジキやジンベエザメ、ザトウクジラやイルカなども出会えるかもしれません!マクロ系が気になる方は、珍しい「シコンハタタテハゼ」や「アオマスク」など、珍しい生き物も生息しているので、興味があればガイドにリクエストしてみてくださいね。

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redfin編集部

redfin編集部

沖縄ダイビングツアーの企画・販売を初めて30年のレッドフィン ダイビングツアーがお届けするダイビングポータルサイト。沖縄本島から離島・さらに奄美方面まで多彩な情報をお届けしています。

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