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ダイビングのスペシャルティって必要?おすすめのコースは?

 公開日時:2018/09/13
この記事は約 5 分で読めます。 9,417 Views

ダイビングには、ダイバーレベルに応じたCカード取得のコース以外に「スペシャルティ」と呼ばれるコースがあります。
ダイビングの特定の分野に応じたスキルや知識を学習するもので、ダイビングスキルの向上にもつながります。ダイビングの指導団体によって種類や内容は違いますが、今回はPADIが開催するスペシャルティコースについて、おすすめのコースをご紹介します。

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PADIおすすめスペシャルティコース【スキルアップ編】

エンリッチドエア

スペシャルティの中でもトップクラスの人気と需要を誇るコースです。酸素濃度が21%~40%以内のナイトロックスガスを使用することで、減圧症のリスクが減少したり、疲れにくくなったりというメリットが注目されています。

水中ナチュラリスト

ダイビングでは、さまざまな水中の生き物と出会います。その中には触ってはいけない危険な生物や、ユニークな生態を持つ生物など、知れば知るほど奥が深い世界が広がっています。
そんな生き物について学習し、海の世界をより深く知るためのコースです。

水中ナビゲーター

ナビゲーションの方法や技術を習得します。自然の目印を利用したナチュラル・ナビゲーションや、三角形や四角形に進んで元の位置まで戻るトレーニングをします。ガイドに依存せず潜れるようになり、バディダイブには欠かせないスキルです。

器材

器材依存のダイビングなのに、器材のことを知らなければ信頼もできません。このスペシャルティは、ダイビング器材について知り、メンテナンスや管理、長持ちさせる使い方などを習得します。

ドライスーツ

真冬の海も潜りたい、でも寒いから服を着たまま潜りたい。そんな願いを叶えるドライスーツでのダイビングを習得します。中圧ホースをスーツにつなぎ、エアを送りこみながら潜ります。慣れとコツが必要ですが、マスターするとBCDを一度も使うことなく、スーツのエアのみで浮力調整ができるようになります。

マルチレベル

ダイブコンピューターのみに頼らず、「eRDP ML」や「ザ・ホイール」とよばれる簡単な表を用いてダイビングプランを立てます。細かく計算することにより、潜水時間の延長といった効率の良いダイビングができます。ダイコンが故障した場合にも役立ちます。

ドリフト

流れのあるポイントではドリフトダイブが主流です。潮の流れにのって楽に泳げるのですが、油断すると事故につながりかねません。アンカリングとは違うダイビングのルールやフロートの使い方を習得しましょう。

エマージェンシー・オキシジェン・プロバイダー

このコースを修了すると、非常時に酸素供給ができるようになります。減圧症の応急手当には、酸素供給が有効とされているので、酸素供給器材の使い方を知っておくといざという時に人命救助に役立ちます。

PADIおすすめスペシャルティコース【遊びのコツ編】

AWAREサンゴ礁の保護

絶滅の危機におかれているサンゴの生態や環境について学習します。正しい知識を身に付けることで、これから何ができるのか、何のために守らなければならないのかを理解します。

魚の見分け方

面白い魚を見かけたけど、なんていう魚かわからない。そんなときに役立つ魚の見分け方の方法を学びます。ログ付けの時などに知識を披露すると、頼りにされるかもしれませんよ。

デジタル水中フォトグラファー

魅力的な水中写真を撮るための方法やカメラの使い方を基礎から学習するコースです。構図の決め方や水中でのバランスのとり方など、スキルアップにも通じる役立つ技術が身に付きます。簡単な加工や編集もマスターして、SNS映えする素敵な写真を撮影しましょう。

ダイバー・プロパルジョン・ビークル

水中スクーターを使って快適にダイビングをする方法を習得します。浮力調整や進行方法のコントロール、動かなくなった時の対処方法やメンテナンスの方法などを学びます。
行動範囲が広がる分、安全への配慮も必要です。

PADIおすすめスペシャルティコース【もっと楽しむ編】

ナイト

夜の海で安全に潜るための知識やスキルを習得します。暗闇でのナビゲーションやライトの適切な使用方法を身に付けるため、ダイビングスキル全般の向上にも役立ちますよ。

アルティチュード

海抜300m以上の標高でダイビングをするためのスペシャルティです。湖などの淡水でのダイビングになると、浮力調整や酸素濃度など、海とは異なる特別な知識が必要です。日本では、富士五湖のひとつ「本栖湖」が高所ダイビングスポットとして知られています。

レック

沈船で安全に潜るための技術や知識を学びます。歴史を感じながら探検するダイビングは特別な経験になります。ただ、老朽化した沈船には危険も多いので、しっかり講習を受けて、世界中の海に眠る歴史の遺物を探しに出かけましょう。

アイス

流氷ダイビングに興味があるのなら、アイスダイバーのスペシャルティに挑戦しませんか。北海道で開催されている流氷ダイビングに参加して、野生のクリオネに会いに行きましょう。このコースでは、専用の器材の使い方やトラブルへの対処法を学びます。

まとめ

ダイビングのスペシャルティにはたくさんの種類がありますが、多くのコースは、ある程度経験を重ねることで身に付けることが可能です。ただ、「エンリッチド・エア」や「エマージェンシー・オキシジェン・プロバイダー」などは、受講をして認定を受けなければ使うことができません。どちらも安全かつ快適に潜るために、取得しておいて損のないスペシャルティです。

とくにエンリッチドエアに関しては、減圧症になりにくく、長時間潜れるようになります。安心安全、じっくりと海を楽しめるようになりますよ。

是非、取得してみては?

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ライター紹介 ライター一覧

tsumugi

tsumugi

九州在住。ダイバー歴は10年、経験本数は300本以上。海外でのダイビング経験もある女性ダイバー。初めて訪れた石垣島でダイビングを体験後、ダイビングの魅力にはまり地元でCカード取得。
その後は地元ショップに足繁く通い近郊を中心に年間50本ペースで潜る日々を送る。
所持しているライセンスはPADIのレスキューダイバー。

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