世界で潜りたいなら取得しよう!アドバンスライセンスについて解説します!
ダイビングをするにはCカードが必要ですが、そのCカードにも様々な種類があります。今回は、オープンウォーターを取得したダイバーにおすすめしたいステップアップコース、アドバンスライセンスについてご紹介します。
この記事の目次
アドバンスライセンスとは
アドバンスライセンスを取得するメリット
オープンウォーターだと、講習を受けた環境の範囲内の海で、最大水深18mまでしか潜ることはできませんが、アドバンスを取得すると、最大18m以上の深さを超えて潜ることができます。講習でディープダイビングやナビゲーションなど、ステップアップした知識を身に付けることで、オープンウォーターでは潜れなかった海を楽しむことができます。
レジャーダイビングで推奨される最大水深は30mまでです。
ダイビングポイントによっては、アドバンス以上のライセンスを持っていないとツアー自体に参加できないこともあるため、世界中の海で潜りたいのであれば、ぜひアドバンスライセンスを取得してみましょう。
他にも、アドバンスコースを受講することで、ただ潜る以外の楽しみ方に出会える可能性もあります。例えばPADIのアドバンスコースでは、ディープダイビング以外にも、水中フォトグラファーやレック(沈潜)、サンゴ礁保護などのバリエーション豊かなスペシャルティの選択もできます。
目的を持つことは、ダイビングを楽しみながら続けるためにも大切なことなので、興味を惹かれるコースがあれば、ぜひ受講してみましょう。
オープンウォーター取得後、すぐにアドバンスを取るべき?
不安があるうちは無理して受講しなくてOKです。オープンウォーターを取得したあとに、アドバンスの受講を勧めるダイビングショップは少なくありません。
ですが、特に初心者の場合、深いところは怖い、サンゴ礁と熱帯魚に囲まれた明るい海で泳げれば良いという人は、無理してステップアップする必要はありません。
経験を積むうちに恐怖心や不安が消え、海のことがもっと知りたくなる時がくるかもしれません。その時にはぜひアドバンスコースを検討してみましょう。
アドバンスドライセンスを取得しても、必要なスキルが身についていなければ実際に海に潜った時に危険が伴います。安全のためしっかりと経験を積んでから、チャレンジしてください!
講習内容について
講習の内容は、指導団体によって異なるため、世界中で発行されるCカードの60%を占めるPADIにおける「アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー」の場合をご紹介します。
受講資格は、オープンウォーターダイバーのCカード、もしくは他の団体の同ランクのCカードがあれば可能です。
アドバンスでは、オープンウォーターのような学科テストはなく、海洋実習では合計5本のダイビングを行う必要があります。水中ナビゲーションとディープダイビングが必須で、他に3種類のスペシャルティコースを選択します。ファンダイブのように楽しくダイビングをしながら講習します。
PADIの場合、24種類のスペシャルティコースがありますが、アドバンスコースの受講前に取得していれば、実績として本数がカウントされます。例えば、エンリッチドエアダイバーとドリフトダイバー、水中フォトグラファーのスペシャルティを持っていれば、必須のナビゲーションとディープダイブの2本を受講するだけでOKです。
講習日数と価格
海洋実習が5ダイブ必要なため、最短2日間で取得可能です。アドバンスは、オープンウォーターからのステップアップコースになるため、中性浮力やリカバリーなどのスキルはしっかりと身に付けている必要があります。ダイビングショップによっては、アドバンスコースの受講条件として、ファンダイビングの経験本数を設定しているショップもあります。受講費用の平均は、平均6万円前後からが多く、ショップや時期によっても変わります。Cカード申請料金やレンタル料金についても事前に確認しておきましょう。
沖縄などのリゾートで開催されるアドバンス取得ツアーでは、3泊4日あれば取得可能です。
ツアー代金と講習代金に加えてレンタル費込みなど、お得なプランもたくさんあるので、ぜひ温かく綺麗な海でファンダイビングを楽しみながら、ステップアップしてみてはいかがでしょうか。
ピンクマーリンクラブのランクアップコース
沖縄のリゾートエリア恩納村にあるダイビングサービス、「ピンクマーリンクラブ」はPADIの他、NAUI、BSACのランクアップコースも選択いただけます。
どの指導団体をお選びいただいても、料金は55,000円。
取得スケジュールは2日間あればOKです。宿泊施設も併設しているので、ダイビング三昧の沖縄旅行をお楽しみいただけますよ。
おわりに
アドバンスを取得するとより深い海で潜ることができるようになりますが、ファンダイビングのツアーでは必ずと言っていいほど経験本数も確認されます。
Cカードを取得しても、ブランクがあればスキルを忘れてしまうことにもなり、経験本数がほとんどなければ、アドバンスダイバーであっても初心者同様のスキルのままでは危険も伴います。
どのランクのCカードでも、取得直後はあくまでスタート地点です。無理をせずに経験を積んで、自分のペースでスキルアップを目指してくださいね。