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世界で注目される与論島!おすすめダイビングポイントは?シーズナリティや島の見どころについてご紹介します!

 公開日時:2017/05/26
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皆様は、与論島という島をご存知でしょうか?与論島は鹿児島県最南端の島で、奄美群島の1つ。沖縄からわずか約35分と比較的アクセス良く行ける島です。今回はその与論島ダイビングの魅力をご紹介します!

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与論島とは

与論島は、奄美群島の最西端にあり、鹿児島から約570km、沖縄本島最北端から約22kmに位置する、サンゴ礁に囲まれた美しい島です。エンゼルフィッシュの形に例えられる与論島の人口は約5,000人で、奄美や沖縄、鹿児島の文化が入り混っています。

実は過去に出版された「死ぬまでに行きたい世界の絶景 日本編」でも紹介され、近年は国内だけにとどまらず海外からも注目されています。
その中でも、最も有名な観光スポットになっている「百合ヶ浜」はどこまでも続く海の青さや透明感が大変美しく、映画やPVのロケ地にもなっています。
百合ヶ浜ではシュノーケルやグラスボード、カヌー、ウィンドサーフィンなどのマリンスポーツが盛んにおこなわれています。それらのアクティビティでも海を満喫出来ますが、「与論島と言えばダイビング」と断言できるほど、ダイビングに最適な環境なのです!
世界でも屈指の水の美しさを誇り、この島でしか潜ることが出来ないようなポイントも沢山あります。
ぜひファンダイビング、もしくは体験ダイビングで、与論島の海の中を知って下さいね!

与論島へのアクセスは、鹿児島または沖縄を経由する方法があります。
鹿児島空港からは、約1時間15分、奄美空港からは約45分・沖永良部空港から約25分です。

那覇空港からの場合、約35分で到着します。便の数も多いので、本州からのアクセスは、那覇経由が便利です。
フェリーを利用する場合、沖縄の泊港からは、所要時間が約4~5時間、本部港からは2時間30分、鹿児島新港からは20時間ほどかかります。

与論島ダイビングの基本情報

百合ヶ浜
与論島のダイビングポイントは島の周辺にあるため、それぞれのポイントまでボートで数分程度の移動時間が多く、船酔いが心配な人も安心です。季節風の影響により、夏は北側・冬は南側のポイントで潜ることが多くなります。

北側には砂地が美しいポイントが多く、ウミガメとも高確率で出会え、沈船や海中宮殿などの人気スポットが集中しています。

南側は、ダイナミックな地形が広がり、大物との遭遇率が高いポイントがあります。

与論島ダイビングのシーズンは?

与論島では、冬でも水温が21℃前後あるので、しっかりと防寒対策をとることで一年中ダイビングが可能です。冬はザトウクジラも訪れ、運が良ければボートから姿が確認できるかもしれません。

ウミガメやマクロ系の生き物のイメージが強い与論島の海ですが、地形や大物回遊魚も見られる多彩なポイントが自慢です。そんな与論島ダイビングのシーズナリティをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

1月・2月

一年でもっとも寒い冬の季節です。平均水温は20℃前後になるので、ドライスーツがおすすめ。移動中の寒さ対策のためにも、ウインドブレーカーやボートコートも用意しておくと安心です。北風が吹くため、島の南側で潜ることになります。ザトウクジラが集まる季節なので、運が良ければ水中で鳴き声が聞こえてくるかも。ウミウシの数も多いので、注意深く観察してみましょう。

3月・4月

この季節は、コブシメの交接や産卵が見られるようになり、ギンガメアジやウミガメとの遭遇率も高くなってきます。季節風が切り替わる時期なので当日になってみないとポイントが決定しないこともあります。4月に入ると水温も少しずつ上がり、海の中では徐々に稚魚の数が増えてきます。水温は21℃前後なので、ドライスーツもしくは5mmのフルスーツとフードベストを準備しましょう。

5月・6月

毎年GW明け頃から梅雨が訪れます。季節風が南から吹くので、島の北側にあるポイントで潜ることが多くなります。水温は24℃前後と徐々に温かくなり、5mmのフルスーツとインナーもしくはフードベストを用意しましょう。ウミガメや幼魚の群れなどが増え、海の中もだんだんと賑やかになります。

7月・8月

水温は28℃前後まで上がり、ダイビングのベストシーズンです。3mmのウェットスーツで快適に潜ることができます。日差しが強くなりますが、真っ白な砂地に反射して、水中を眩しく照らします。透明度が高い与論の海では、魚影も濃く多様な生き物たちとの出会いがダイビングの楽しさを教えてくれます。ラッシュガードを着るなど、紫外線対策はしっかりとりましょう。

9月・10月

まだまだ暑い与論島。平均水温は27℃前後とまだまだ快適です。台風が発生しやすい季節なので、天気予報を確認しながら旅行の計画をたてましょう。水温がだんだんと下がってきますが、マクロ系の生物も見どころです。

11月・12月

平均水温は21℃程度まで下がり、ドライスーツや5mmフルスーツとフードベストで潜ることができます。普段からクリアな透明度にもさらに磨きがかかり、大物回遊魚との遭遇率も期待できます。また、水温が低くなるとともにウミウシの数も多くみられるようになります。

与論島で人気のダイビングポイントは?

日本屈指の透明度を誇るヨロンブルーの海。河川がないため、コンディションが良い日は30mオーバーのクリアな視界が広がります。美しいサンゴ礁と真っ白な砂地の印象がありますが、地形や沈船、ダイナミックな景色が楽しいポイントも存在します。時期によって、北側や南側など、潜ることができるポイントが変わるので、エリア別に見逃せないおすすめポイントをご紹介します。

与論島北側のポイント

5月~9月頃の南風が吹く季節に潜ることができる北側には、美しい砂地ポイントや沈船など、人気のポイントが点在しています。

おすすめポイント:「ホヌホヌ」
ウミガメ
ボート移動時間:茶花港から約4分
レベル:初級~
潮の流れ:ほぼ無し
「ホヌ」はハワイの言葉で「アオウミガメ」のことで、その名の通りほぼ確実にウミガメに出会えるといわれる人気ポイントです。複数のウミガメに逢えるということから「ホヌホヌ」と命名されました。

真っ白な砂地に太陽の光が差し込むとキラキラと光が反射して、綺麗な光景を見ることができます。このポイントのウミガメはダイバー慣れしているのか、相当近づいても逃げませんが、進路を邪魔したり、触ろうとしたりしないように、優しく見守ってあげましょう。

おすすめポイント:「沈船あまみ」
沈船あまみ
ボート移動時間: 茶花港から4分
レベル: 中級者~
潮の流れ: 時々強め
圧倒的な迫力で沈船マニアには堪らないポイント。綺麗な珊瑚のリーフを進み、深度を下げていくと現れるのが、全長51mの迫力満点の「沈船あまみ」です。

1993年に水深45mの海底に沈められた、元は海上保安庁の巡視船です。本来はもっと浅場に沈められる予定でしたが、当初の予定よりも深く沈んだ為、今の深度になりました。日本最大級を誇る沈船です。沈められてから20年以上経った今でも、台風などの影響もほとんどなく綺麗に残っています。

一番水深が浅い部分でも水深30mはあるので、ダイコンで常に深度や潜水時間、残圧を確認しながら慎重に潜りましょう。魚影も濃く、運が良ければイソマグロやロウニンアジ、ネムリブカなどが見られるかも。

おすすめポイント:「海中宮殿」
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ボート移動時間: 茶花港から5分
レベル: 初級者~
潮の流れ: 無し

海の中の神殿。ロマンチック気分に浸りたいならここ!
奄美群島日本復帰50周年と町制施行40周年、パナウル王国建国20周年を記念して作られ、2003年に完成しました。

別名、茶花沖とも言われます。白い砂地に造られた、ギリシャを彷彿とさせる宮殿が印象的で、ドーム型の屋根の本殿には、海の守り神として「かりゆし君」の像が鎮座しています。

「宮殿の天井のハート形の穴を潜り抜けると幸せになれる」という伝説がるので、水中結婚式が行われることもあるとてもロマンチックなポイントです。
珊瑚やクレパスも美しく、大変見応えがあるのでダイバーに人気のスポットです。

おすすめポイント:「ブルーコーナー」
ボート移動時間:茶花港より13分
レベル:中上級者
潮の流れ:時々強い
ポイントの説明:与論島のほぼ真北に位置する、豪快なドロップオフが見どころのダイナミックなポイントです。イソマグロやツムブリ、マダラトビエイやカスミアジなどの大物との出会いも期待できます。

与論島南側のポイント

10月~4月頃の北風が吹く時期に潜ることができる南側には、ドロップオフなどダイナミックな地形が魅力的なポイントで潜ることができます。観光客も減少してリーズナブルな旅行ができるメリットもあるので、冬の与論島もおすすめですよ。

おすすめポイント:「ヨロン・コロン」
ボート移動時間: 供利港から約10分
レベル: 中級者~
潮の流れ: ときどき有り
与論島で人気の洞窟ポイントです。まるで夜の海に潜っているような暗い洞窟を探検します。岩陰にはイセエビが潜み、クマザサハナムロの群れを目にします。幻想的な光のカーテンが美しく、感動的な光景をみることができます。

おすすめポイント:「マーメイドロック」
ボート移動時間:供利港から約6分
レベル: 初級者~
潮の流れ:有り
ダイナミックなドロップオフのポイントです。複雑な地形のため潮の流れにも注意が必要なので、ガイドの進路から大きく離れないように進みましょう。
沖の離れ根にはカサゴやハゼ類も多く、ウミウシやキンギョハナダイ、カスミチョウチョウウオの群れも見かけます。

おすすめポイント:「長崎の塔」
長崎の塔
ボート移動時間: 供利港から約5分
レベル:初級者~
潮の流れ: 時々強い
人の顔に見える人面岩がちょっと不気味な、南側を代表する地形ポイントです。地形派からカメラ派のダイバーまで何度潜っても楽しめます。大型回遊魚をはじめ魚群も濃く、磯マグロの回遊が見られることもありますので、魚群好きな方にも最適です。

「人の顔に見える巨大な岩はちょっと怖いかも?」と思ってしまうかもしれませんが、人面岩と一緒に記念写真を撮っちゃいましょう!

おすすめポイント:「キャニオン」
ボート移動時間: 供利港から約10分。
レベル: 中級者~
潮の流れ: ときどき有り
ダイナミックな地形が冒険心を刺激するポイントです。

岩の隙間を縫うように進み、ホールの中を光が差し込み青く幻想的に照らします。

もちろん地形だけでなく、ホウセキキントキやクマザサハナムロ、エビやカニなどの多種多様な生き物も見られます。

B&G

ボート移動時間: 茶花港から約3分。
レベル: 初級者〜
潮の流れ: ほぼ無し
B&G
流れがほとんどなく、リーフ内側の砂地が綺麗なポイントです。ビギナーや体験ダイビングの方にも良く利用されています。太陽の光がキラキラしていて、珊瑚の周りにはカラフルな魚たちが群がっていますよ。

被写体の宝庫なので、ゆっくりと写真を撮るには持ってこい。マクロが好きな写真派におすすめのポイント。

与論島では沈船や宮殿など、与論この島でしか潜れないようなレアなポイントの他に、ダイナミックな地形や、大型回遊魚やウミガメなど、見どころ満載の素晴らしいポイントがたくさんあります。

ぜひ、実際にあなたの目で確かめてみてください。

与論島ダイビングで出会える生き物は?

離島の楽園、与論島の海では数多くの海洋生物たちが見られます。

特にウミガメとの遭遇率は高く、透明度の高い海で優雅に泳ぐ姿には癒されます。

浅瀬では色鮮やかに海中を彩るキンギョハナダイやホソカマスの群れなども見られ、砂地や浅場の棚にはウミウシやエビ、ハゼなどのマクロ生物も豊富に生息しています。

冬から春先にかけてはギンガメアジの群れ、潮通しの良いポイントではイソマグロやツムブリなど大物との出会いもできる、魅力いっぱいの海です。

与論島のおすすめダイビングショップは?

プリシアリゾートダイビング

プリシア

住所:鹿児島県大島郡与論町立長358-1(プリシアリゾートヨロン内)
電話番号:0997-97-3939(直通)
ホームページ:https://www.pricia.co.jp/diving/

ダイビングショップ「プリシアリゾートダイビング」は、島内唯一のリゾートホテル、プリシアリゾートホテルの敷地内にあります。連泊にもピッタリなプリシアリゾートと合わせて利用すると、移動や器材の発送に便利です。また、日数が必要なCカードの取得コースやアドバンスコースなど、ダイバーデビューからステップアップを目指すダイバーの方にもおすすめです。

ショップには器材の乾燥室が完備されているので、ダイビング終わりに器材をしっかり乾燥させて、翌日にプリシアリゾートから発送できます。マイ器材で潜るダイバーの方にとっては嬉しいポイントですね。また、ダイビングで冷えた体を温める、オーシャンビューのホットタブもあるので、肌寒い季節には重宝しますよ。

ダイビングポイントまでは、ボートで5分から10分程度なので、船酔いの心配がある方や体力面に不安がある方でも安心して参加できます。リクエストや海況に応じてポイントを変えて潜るので、希望のポイントや見たいものがあれば、事前に伝えておきましょう。

アフターダイブのおすすめは?

ダイビングが終わったら、離島のリゾートをのんびりと過ごしましょう。美しい海と、満点の星空に癒されます。与論島は南十字星が観測できる最北限に位置しているので時期や天候次第では見ることができるかもしれません。そんなヨロン島のアフターダイブにおすすめのスポットをご紹介します。

幻の島に上陸しよう「百合ヶ浜」

大金久海岸の沖合約1.5km、大潮の干潮時に姿を現す無人島です。行き方は、ホテルのツアーデスクやオプショナルツアー会社経由で百合ヶ浜上陸ツアーに申し込みましょう。グラスボートで上陸します。

晴れた日には眩しいほどに輝く真っ白な砂浜と、エメラルドグリーンの海が織りなす絶景は一度見たら忘れられない美しさ。百合ヶ浜には、年齢の数だけ星砂を拾うと幸せになれるという伝説があるので、願いを込めながら拾ってみてはいかがでしょうか。

リゾート感たっぷり!おすすめのお店「海カフェ」

ギリシャをイメージした、真っ白な外観に鮮やかなブルーの扉が可愛いカフェです。テラス席ではヨロンの海を臨む開放的なロケーションが広がり、時間を忘れていつまでも長居したくなる癒しの時間が流れます。

ワッフルやピザ、サンドイッチといった軽食のメニューがいただけます。

住所:鹿児島県大島郡与論町茶花2309
TEL:0997-97-4621
アクセス:与論町バスバス南回り 役場前 徒歩3分
URL:https://www.facebook.com/umicafeinyoron/
営業時間:(月)11:00〜18:00(火~金・日)11:00〜19:00(土)13:00〜19:00
定休日:不定休

与論島ダイビングで宿泊したいホテルは?

プリシアリゾートヨロン

プリシアリゾート本館

所在地:〒891-9302 鹿児島県大島郡与論町立長358−1
TEL: 0997-97-5060
アクセス:空港から送迎バスで3分

ギリシャ・ミコノスとの姉妹都市を結んでいる与論島。プリシアリゾートはまさにギリシャをイメージしたアイランドリゾートです。
ゲストルームはすべてコテージタイプで、別荘に遊びに来たような感覚でのんびり過ごすことができます。
部屋のタイプは、オーシャンビューの眺めに広々とした客室が自慢のスーペリアタイプ、海を眺めながらジャグジーやテラスで寛げるスーベリアデラックス、キッチンや調理器具も完備されたロングステイ向きのスイートタイプ、ベッドルームが複数あって家族旅行にピッタリのファミリータイプなど、用途や人数に応じた宿泊プランを選ぶことができます。

プリシアリゾート自慢のレストランでは、奄美諸島でとれた地元の食材をふんだんに使用した郷土料理や、ギリシャをイメージした地中海料理、リゾート気分を盛り上げるサンセットバーベキューなどの絶品料理が味わえます。

ホテルの敷地内には、プールやテニスコート・リリパットゴルフなどの屋外で楽しめる施設があり、屋内で過ごす方にはリラクゼーションサロンやシミュレーションゴルフ、クラフト教室などが充実しているので、さまざまな過ごし方ができます。

プリシアリゾートでは、与論島を遊び尽くすためのさまざまなオプショナルツアーやマリンアクティビティが用意されています。

ダイビングはもちろん、ウインドサーフィンや夜光虫クルーズ、百合ヶ浜ツアー、SUPツアーなど、与論島の美しい自然を全身で感じながら楽しめるメニューが充実しています。興味があれば、ぜひ参加してみましょう。

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与論島へは、那覇での乗り継ぎ便でのアクセスとなるので、個人で手配されるのは面倒ですよね。
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redfin編集部

redfin編集部

沖縄ダイビングツアーの企画・販売を初めて30年のレッドフィン ダイビングツアーがお届けするダイビングポータルサイト。沖縄本島から離島・さらに奄美方面まで多彩な情報をお届けしています。

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