茶花港からボートで約5分の位置にある「海中宮殿」
美しい白い砂地の上に宮殿があります。
水深約16メートルとさほど深くないところにある為、初心者ダイバーさんでも楽しむ事が出来るポイントです。
この海中宮殿は、2003年7月8日に、奄美諸島日本復帰50周年とパナウル王国建国20周年を記念して
人口的に造られました。
(パナウル王国とは、「パナ」=花 「ウル」=サンゴ礁の意味を持っており、
町制20周年を機に与論観光のアピールとして建国されました。)
両脇がサンゴの群生に囲まれた真っ白な砂の道を進み、
点在する3本の柱を泳いで通り過ぎると、その先にはメインの宮殿が姿を見せます。
本殿は、ハート型にくり貫かれた天窓付きの屋根が4本の太い柱に支えられている形です。
与論島とギリシャのミコノス市が姉妹都市なので、ギリシャ風の宮殿が造られました。
海の中の宮殿はなんとも神秘的で見る者の心を引き付けます。
沈められた当時は、
真っ白だった柱も現在ではサンゴの住み家となり、
サンゴでびっしりと覆い尽くされています。
そのサンゴを住み家として魚達も集まってくるようになりました。
神殿の周りもサンゴや魚が豊富で、ダイバー達の目を楽しませてくれます。
さらに、この宮殿では結婚式も行われています。
これまで多くのカップルがこの宮殿で、「水中結婚式」を挙げているのです。
無数の魚達、そして白い砂地と海面から降り注ぐブルーの光に包まれての
結婚式なんてロマンチックですね。
青い光の中にそびえる宮殿とその周りのサンゴや魚達。
おとぎ話の様なこのポイントを泳げば、他にはない幻想的な空間を楽しめます。
【見られる生物】
チョウチョウウオ・ツノハタタテダイ・ミツボシクロスズメダイ・クロユリハゼ
リュウグウベラギンポ・クマザサハナムロ・ハナビラクマノミ・セジロクマノミ