ダイビングのメッカ、慶良間諸島で潜るなら外せないダイビングスポット9選

沖縄県那覇市の西側に点在する慶良間諸島は、2014年に国立公園に指定されて話題を集めました。渡嘉敷島や座間味島、阿嘉島など5つの有人島を含む、大小20余りの島で成り立っています。真っ白な砂地に群生するサンゴ礁、多種多様な生き物が生息する見どころたっぷりの慶良間の海は、国内有数のダイビングスポットとして知られています。今回は、慶良間諸島で人気のダイビングスポットをご紹介します。

七番崎

アオウミガメが多く生息する「カメ団地」とも呼ばれる高確率でウミガメに出会えるスポットです。ハナゴイやアカヒメジ、ノコギリダイが見られ、沖の方の砂地では水玉模様が可愛いマダラトビエイやナポレオンフィッシュなど、多くの種類の生き物にも出会えるワクワクするスポットです。
レベル：初級者以上
最大水深：40ｍ

唐馬（トウマ）

座間味島東部の唐馬浜沖合にある、真っ白な砂地が印象的で、美しいスポットです。ソフトコーラルに舞うデバスズメダイ、チンアナゴやカクレクマノミ、カエルアンコウなどの可愛らしくてユニークな人気生物も生息しています。魚影の濃さや地形にも恵まれた、癒しスポットです。
レベル：初級者以上
最大水深：35m

ニシ浜

阿嘉島エリアの有名なダイビングスポットです。美しい砂地に透明度の高い海、生き物たちの種類も豊富です。アザハタが間近で見られる根があり、他にもキンメモドキやケラマハナダイ、ヨスジフエダイ、デバスズメダイなどのカラフルな魚が群れる様子は、見ているだけで楽しい気分になれますよ。
レベル：初級者以上
水深：25m

うなん崎

阿嘉島の西側にあるスポットです。クレバスや通り抜けることができる洞窟があります。岩の隙間をのぞくとイセエビが潜んでいることも。洞窟に差し込む光のカーテンは、地形派ダイバーの冒険心をくすぐります。浅瀬の砂地にはチンアナゴや美しいサンゴ礁がひろがり、ウメイロモドキやハナゴイ、ハタタテハゼ、カクレクマノミなど、愛らしい海の生き物たちが観察できます。
レベル：初級者以上
最大水深：18ｍ

アリガ―南

渡嘉敷島の西側にある、美しいサンゴの群生が印象的なスポットです。根を埋め尽くすエダサンゴの群生が目を引き、その周りを舞うデバスズメダイやグルクンの大群が圧巻です。流れのあるポイントですが、ドロップオフのような地形も楽しめて、タイマイやアオウミガメにも高確率で出会えます。
レベル：初級者以上
最大水深：28m

男岩（ウガン）

座間味北東部にあるスポットです。真っ青な海にそびえたつ巨大な根が特徴的で、ドリフトでのエントリーになります。タイミングによっては、イソマグロやギンガメアジなどの回遊魚や、ナポレオンに遭遇できることも。南東側のソフトコーラルの群生では、ハナヒゲウツボやピグミーシーホースが棲んでいるかもしれないので、そっと探してみてください。
レベル：中級者以上
最大水深：22ｍ

運瀬

渡嘉敷島の東側にある、慶良間屈指のドリフトスポットです。大潮の日は流れが強くなりますが、下げ潮のタイミングで大物遭遇率が上がります。海流が運瀬にあたることでプランクトンが豊富で、グルクンの大群やイソマグロにツムブリ、カスミアジなどの大型回遊魚も集まり、迫力満点の光景が見られます。
レベル：中級者以上
最大水深：40ｍ

黒島北ツインロック

黒島の北にある双子岩で、沖合にも直角にそびえたつ巨大な根があります。中層を移動するため、中性浮力を維持し続けるスキルが必要です。グルクンやイソマグロなどの回遊魚が見られ、根から根へと飛び移るようなダイナミックな地形も楽しむことができるので、リピーターが多い人気スポットです。
レベル：中級者以上
最大水深：40ｍ

下曽根

久場島から南に３ｋｍ移動した、大海原にあるレアなスポットです。流れが強く、難易度も高いですが、そのぶんエキサイティングな光景に出会える可能性が大です。
水深50ｍから立ちあがる巨大な根の周辺は魚影が濃く、ダイナミックな地形やイソマグロやギンガメアジなどの大型回遊魚が見られます。過去には、ジンベエザメの目撃情報も。
レベル：上級者
最大水深：40ｍ

おわりに

慶良間では、国内外から多くのダイバーが訪れます。海も陸も楽しめる那覇市内からの日帰りダイビングが人気を集めていますが、座間味島や渡嘉敷島など離島滞在からのダイビングは、よりディープに慶良間の海を楽しめます。人気のポイントまですぐに到着するので、船酔いが心配な人にもおすすめですよ。
世界が注目するケラマブルーので、心ゆくまでダイビングを楽しみましょう！