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本格的にダイバーデビュー!最初に揃えたい器材は?持っておくと便利なダイビング器材とその選び方

 公開日時:2017/12/27
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ダイビング器材

体験ダイビングや講習中はレンタルの器材でも十分ですが、ダイビングを続けるのであれば、安全のためにも自分専用の器材を持つことをおすすめします。ただ、全ての器材を一度に揃える必要はないので、無理のないペースで必要な器材から先に揃え、必要に応じて買い足したり、レンタルを利用したりすると良いでしょう。

ダイビングに必要な器材

マスクやフィンなどの軽器材に、BCDやレギュレーターなどの重器材をはじめ、ダイビング器材にはさまざまな種類があります。ダイビングは器材への依存度が高いレジャーのため、どんなに知識やスキルが上達しても器材に不安があれば安全に潜ることはできません。

自分の器材を持ち、定期的にメンテナンスをすることが器材への信頼につながり、安心してダイビングを楽しむことができますよ。

マスク

マスク

水中でクリアな視界を確保するためのマスクには、1眼タイプと2眼タイプがあります。
1眼は視界が広いため周囲が見やすく、ダイバーの表情も確認しやすいというメリットがありますが、内容積が広いためマスククリアには慣れが必要なことと、抵抗面積があるため流れの影響でマスクがずれやすいということがあります。

2眼のマスクは、目の悪い人は度付きのオプティカルレンズに交換することができます。また、フレームの外側のスカートと呼ばれる素材にはシリコン製が多く、顔にフィットするため浸水を防ぎやすくなります。

メーカーによって構造や素材が異なるので、実際に装着して付け心地を試しましょう。

また、メーカーによってシリコンや、フレームの色もお好みの色に変えることができます。

曇り止めや、髪の絡まりを防ぐストラップカバーも合わせて持っていると便利です。

スノーケル

スノーケル

マスクのストラップに取り付けることができるスノーケルは、 水面移動をするときに呼吸がしやすく、エアの消費を抑えることができるので持っていると便利です。

形状や素材も様々でありますが、パイプの上部に浸水防止弁が付いたタイプや排水弁が付いたタイプなどは浸水しづらく呼吸がしやすいのでおすすめです。

フィン(足ひれ)

フィン

水中でのパフォーマンスに大きく影響するフィンは、すっぽり足を入れるフルフットタイプと、ブーツやドライスーツと組み合わせて使うストラップタイプがあります。フィンは、長さや形状・ゴムの柔らかさによって性能が分かれます。例えばやわらかく長さがあるフィンの場合、足をあまりばたつかせずゆったり動かすことで水をつかみ、推進力が生まれます。

反対に、幅広で固く重いフィンは、激流で踏ん張りたいときや瞬発力が必要なときに威力を発揮しますが、しっかりと足を振り下ろす脚力が必要になります。

サイズ感も重要なので、ブーツをはいた足にフィットしたサイズを選びましょう。

マリンブーツ

マリンブーツ

ストラップフィン用のブーツと、フルフットフィン用の薄く柔らかいブーツがあります。フィンに合ったブーツを選びましょう。

フルフットフィンは、裸足でも良いですが、ブーツをはくことでフィンずれの予防や保温性を高める効果があります。

ビーチダイビングの場合、岩場を歩くこともあるためストラップフィンとブーツの組み合わせがおすすめです。

グローブ

グローブ

水中では、岩や水中生物による手の怪我を予防するためにグローブを着用しましょう。ウェットスーツと同じ生地のウィンターグローブや、メッシュ生地のサマーグローブがあるので、季節によって使い分けましょう。

ストレッチ性や保温性があり、手のひらに滑り止めがついていると便利です。

メッシュバッグ

メッシュバッグ

重器材と軽器材、ウェットスーツなどがまとめて片づけられるメッシュバッグは、ダイビング器材の持ち運びに重宝します。

メッシュ素材なので、濡れた器材をそのまま入れられて、洗濯も簡単です。

ダイブコンピューター

ダイビングコンピューター

ダイブコンピューターは、潜水時間や水深、水温などをリアルタイムで確認できます。減圧症予防のためにダイバーなら必ず身に付けておきたいアイテムです。レギュレーターに取り付けるコンソール型やウォッチ型があり、操作性や見やすさ・警告音が鳴る・安全停止時間が表示されることなどを基準に選びましょう。レンタル可能なショップもありますが、ダイブコンピューターにはログ付けに必要なデータが記録され、PCと同期して潜水データを保存できるものもあります。

おすすめのダイビングコンピューターはこちらの記事で紹介しています。

ウェットスーツ

体にフィットしたウェットスーツは保温性が高く、水中でも快適に過ごせます。一般的なサイズであれば、ダイビングショップでレンタルが可能ですが、そうでなければ購入の優先順位を上げましょう。


最近ではファッション性の高い商品も増え、好みのデザインやカラーリングのオーダーも可能です。目立つ色合いは目印になるので迷子の予防に役立ちますよ。素材や厚み、ワンピースやツーピースなど形状にも様々なタイプがありますが、最初はシーズンを通して着られる5mmのワンピースがおすすめです。

ドライスーツ

真冬の海で潜りたい場合は、ドライスーツが必要です。レンタルをしているショップもありますが、自分にぴったり合うサイズを借りられるということはあまり期待できません。

首回りと手首のサイズが大きく違うと、水没や締め付けすぎになる可能性があるので、自分の体のサイズに合ったスーツを手に入れましょう。

レギュレーター

レギュレーター

レギュレーターは、タンクから圧縮された空気を取り出し、呼吸できる圧力に減圧して供給する器材です。タンクにつなぐファーストステージはタンクの圧力を下げ、口にくわえるセカンドステージは、吸った時の周囲の圧力と同じ圧の空気(環境圧)を供給します。ファーストステージには、オクトパスと呼ばれる予備のセカンドステージや、残圧計、コンパス、BCDとつなぐ中圧ホースを取り付けます。ダイバーの命綱とも呼べるレギュレーターは、呼吸がしやすく信頼できるメーカーのものを選ぶことが大切です。中古でも品質の良いものを購入することができますが、どちらにせよ定期的なオーバーホールは欠かせません。

BCD

浮力を調整する器材のBCDには、全体に空気が入り安定感のあるジャケットタイプと、肩がベルトで脱着は簡単ですが、安定するにはコツが必要なショルダーベルトタイプがあります。中性浮力の維持や水面移動に欠かせません。メーカーによってエアの入る部分やインフレーターの形状、ダンプバルブの位置などが異なるため、BCDの操作に慣れるには、毎回同じタイプのBCDを使って練習することが安全につながります。

予算を決めて無理のないペースで揃えよう

ダイビングを本格的に始めたいと思っても、経済的な事情やダイビングに行くペースなどによって、必要だと思う器材は人それぞれです。最初は、ダイビング以外でもスノーケリングをして遊べるので、比較的安価な軽器材3点セット(マスク・スノーケル・フィン)を手に入れましょう。
ダイブコンピューターや重器材、オーバーホールで自分の器材に責任をもって安全管理をすることで、より安心で安全なダイビングが楽しめるので、ダイビングを続けるのであれば購入することをおすすめします。Cカードを取得したばかりだと、どの器材が必要で使いやすいのか迷ってしまいます。そんな時はダイビングショップのレンタルを活用しながら、本当に必要だと思う器材から揃えてみてくださいね。

ピンクマーリンクラブ監修
この記事は30年以上沖縄恩納村でガイドをする「ピンクマーリンクラブ」のインストラクターが監修しています。

ピンクマーリンクラブでは、「楽しさは安全から」をモットーにガイドを続けています。
幅広い年齢層に対応できるインストラクター、100%自社ボートでのツアー催行、padi、naui、bsac各種ライセンス取得にも対応。
ダイビングを快適にお楽しみいただける環境でお待ちしています。

沖縄恩納村ピンクマーリンクラブ
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ライター紹介 ライター一覧

tsumugi

tsumugi

九州在住。ダイバー歴は10年、経験本数は300本以上。海外でのダイビング経験もある女性ダイバー。初めて訪れた石垣島でダイビングを体験後、ダイビングの魅力にはまり地元でCカード取得。
その後は地元ショップに足繁く通い近郊を中心に年間50本ペースで潜る日々を送る。
所持しているライセンスはPADIのレスキューダイバー。

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