鹿児島から沖縄にかけて点在している島々を総称して"奄美諸島"と呼びます。 本土と沖縄の中間地点に位置しているので、海中は温帯域と亜熱帯域が入り混じっていることが特徴。 沖縄地方に比べると知名度こそ低く観光客も多くはないものの、古くからダイバーに親しまれてきました。 西表島と並んで「東洋のガラパゴス」と呼ばれる奄美諸島は、内湾・外洋・ビーチと見所満載なのでダイバー なら必ず満足できる奄美ブルーが待っています!
白砂のビーチが多く穏やかで優しげな雰囲気が溢れる北部は、奄美大島の玄関口として役割もあり 多くのダイビングショップや宿泊先が点在しているので、ダイバーにとっても便利。海の中も一年中温暖で、 各ポイントでは春~夏にかけて稚魚が増えてとっても賑やか!
午前中の到着ならば、その日の午後からダイビングが可能!
笠利湾内に位置するポイントで、真っ白な砂地にいくつもの根が点在している。 根にはスカシテンジクダイやキンメモドキが大量に群れていてそこに、小魚達を 狙った大型魚が集まるなどまさにスペシャルな人気ポイント。
大仏サンゴとは、太い枝が独特の雰囲気を醸し出すコモンシコロサンゴのことで 周辺には、ハナゴイやベラが群れていてとても華やかなポイント。砂地では ヒレナガネジリンボウやヤシャハゼといった人気のハゼ類にも出会える。
奄美諸島のほぼ中央に位置する徳之島は、ほとんど観光地化されていない極上のダイビングエリア。 ポイントはバリエーション豊かで、ボート7割・ビーチ3割という南の島にしては珍しい構成でビーチポイントの多彩さは 国内一と言っても過言ではないほど。マクロから大物までたくさんの生物に出会えるまさに「生物の宝庫」! 砂地が印象的な太平洋側とダイナミックな東シナ海側の二面性を持ち合わせ、島全体が複雑な形状の隆起サンゴから成り立っているので、 どのポイントでも地形を楽しむことが出来ます。
ウォッチング派にオススメな島を代表するビーチポイントで、ウミガメの遭遇率はなんと限りなく100%に近く、ダイビング終盤には当たり前のように思えてくるんだとか。 <タイガーホール><ドラゴンホール><クレパス>の3つのエリアに分かれていて、アドベンチャー気分満点で最高の瞬間を味わえます。
こちらも人気のビーチポイントで、なんとエントリーはリーフ内にぽっかりと口を開けたホールから行い、横穴を抜けて外洋に向かうという地形派でなくともわくわく冒険心をくすぐられるポイント! トンネルを抜けるとブルーの世界が広がり、ヨスジフエダイやノコギリダイの大群やナポレオンが常連となり、最近ではマンタの目撃例も増えているとか。 とにかく興奮度が高いポイント!!
沖永良部島はダイビングスポットとしての知名度はまだ低いが、国内最大級のギンガメアジのトルネードが見られるなどビッグポイントが存在する。 透明度が高いのはもちろん、イソマグロやハンマーヘッドシャークなどの超大物と遭遇できるハイレベルのあ海が広がり、しかもこれらがビーチエントリーで 見られるという驚きの島!マクロ系も充実しており、隆起サンゴならではの特徴を活かした地形ポイントも充実しており経験豊富なベテランダイバーでさえも 感動させ唸らせてしまう海が待っています。
マクロ系ならなんでもありの人気地形ポイント。アーチの上ではウミガメが寝ていたり、沖合いにはヨスジフエダイやウメイロモドキが 群れる根があるなど、ウォッチング派には堪らない風景が広がっている。巨大なイソマグロに遭遇することもあるとか。
沖永良部島の南側・太平洋に面したポイントで、国内最大級のギンガメアジのトルネードが人気。特に冬場は遭遇率がグンと上がり、もはや群れというよりは 「あんなところに根があったっけ?」と勘違いしてしまうほど迫力満点!
奄美諸島の中でも最も沖縄に近い島・与論島。リーフで囲まれた平坦でチョウチョウウオ型をしたかわいらしい島だが、それとは対照的に多彩でダイナミックな海が広がっている。外洋に囲まれているので透明度の良さにも定評があり、マクロ系から大物回遊魚まで 多種多様な生物が揃うダイバー人気の島。島の北側はサンゴ礁が広がる穏やかなポイントがメインで、冬に大活躍の南側は豪快な地形や回遊魚が楽しめるポイントと2つの特徴を持ち合わせている。 さらに国内最大級の沈船ポイントもあり、ダイバーならば一度は足を運んでおきたい。
港からボートで6分の場所にある真っ白な砂地の広場とクリアな海のコントラストが美しく、ギリシャ風の宮殿が設置されているユニークなポイント。 写真でもわかるように天井にはハート型の穴が開いており、海中結婚式もできる。周囲には美しいサンゴ礁が広がり、モンガワラハギやチョウチョウウオといったカラフルな魚の姿が見られる。
水深35mまで落ち込む垂直のL字型アーチが特徴的で北側一ダイナミックなポイント。水面から降り注ぐ幻想的なブルーホールが見もので、地形だけでなく カスミチョウチョウウオが群れていたり、時にはイソマグロなどの回遊魚も姿を現すなど魚影の濃さも魅力の一つ。