久米島の屈指の地形ポイント「シチューガマ」
このポイントは、はての浜の北側に位置し、「ウーマガイ」よりも先にあります。
シチューガマというポイント名は、昔イスズミ科の魚(沖縄の方言でシチュー)がガマ(穴)にいたことに由来しています。
別名「イスズミの住む穴」とも呼ばれているそうですが、
現在イスズミは見当たらないそうです。
ここはまるで洞窟のような場所。
ドロップオフと根の壁から上へ繋がるアーチがあります。
水深10mからドロップオフになり、L字形に曲がった2本の洞窟もあり、亀裂から差し込む日の光がとても綺麗です。
ダイナミックな地形と様々な種類の地形を一度に楽しめることが出来るので、
地形派ダイバーさんにおすすめです。
晴れた時に潜ると一段と綺麗に見ることが出来ます。
穴の中では、リュウキュウハタンポやホウセキキントキの群れ、
ドロップ沿いでは、ヤマブキスズメダイやイソマグロやカスミアジ等の回遊魚も見られます。
浅瀬では、イソマグロやナポレオンも期待出来ます。
リーフの部分では、クマノミやモンツキオアエルウオを見付けることも出来、初夏から夏にかけては、抱卵シーンを観察出来ることもあります。
ホール内では、甲殻類をはじめ、マクロの生き物が豊富にいます。
地形も生物も両方楽しめてしまうポイント。
地形派ダイバーさんだけでなく、全てのダイバーさんにおすすめの場所となっています。